中国(大連・北京)のプリペイドSIM情報とか色々

前提 1

プリペイドSIMを使ってネット・電話をするにはSIMフリーの端末が必要です。
これについては、適当にググってもらえれば、いくらでも記事が出てくると思うので割愛します*1。ちなみに、最近のdocomoスマホSIMフリーらしいですし、至る所で見る卵を薄くしたみたいな形のイーモバイルのポケットWiFi(D25HW)も海外ではSIMフリーらしいです。参考までに、記事の最後に高コスパで定番化してるAndroidOSのスマホのアマゾンリンクを載せときます。

前提 2

自分のスマホに合った通信方式を採用してる業者のSIMカードを購入してください。

「北京のアキバ(?)」で買う海外定額データ通信:海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「中国・北京」編 (1/2)*2より引用

このエントリでは最大手のChina Mobile(中国移動)について扱います*3

前提 3

APNとMMSの設定が必要です。
China Mobileの場合、モバイルデータ通信のAPNは「cmnet」、MMSについてはAPN:「cmwap」、MMSC:「mmsc.monternet.com」、MMSプロキシ:「10.0.0.172」です*4
iPhoneであれば、画像の通りに設定出来ていればOKです。
  


大連で使ったプリペイドSIMカード

どの店も店頭には置いてない上、キャリアの直営店舗では月極め契約を要求されて、最初はどうしたもんかと思いましたが、コンビニのような小さな店*5には置いてありました。
ソフトウェアパークにあるマクドナルドから、大通りを挟んで向かいの、路地裏にあるこの店です。SIMカードを買いたい旨を伝えると、レジの下から出してくれます。一応、参考までにジオタグを付けっぱなしにしておきます。

このお店で買ったプリペイドSIMカード。後日、同じ物を買い足して最終的には2枚購入しました。1枚50元です。ローカルSIMなので他都市では使えない点に注意。


北京で使ったプリペイドSIMカード

北京については、小さいコンビニのようなお店か、街頭にある出店のようなお店であれば、わりとどこにでも売ってる印象でした。
なお、どの店も、店頭には置いてない*6ので、店員に直接訊く必要があります。英語通じない相手にはキャリア名+「SIM」って書いた紙見せればなんとかなりました。購入の際に、身分証等の提示は不要です。

永安里そばの街頭にあったお店で買ったSIMカード。100元。

こんなケースに入ってます。

チャージ用のカード。左は永安里駅そばのキャリア直営店舗で買ったもの。右は故宮の東側部の道路沿いの店で買ったもの。キャリア直営店舗では額面通り50元で、故宮横の店ではピンハネされて15元でした。

裏面。チャージ手順は英語でも載ってますが、一応簡単に書いとくと、138001138000に電話→2(言語選択;英語)→1(チャージしますか?;yes)→削り出したpin(プリペイドのパスナンバー)入力→#でチャージ完了です。


他ネットについて

まず、そこそこのクラスのホテルであれば大体のところは全館WiFiみたいです*7
でも、そのまま繋ぐと金盾による規制がかかってますので、ネット中毒者等、必要のある方はVPNを通して規制を回避するといいかと思います。
旅行中はこのVPNを使わせてもらいました。
インターネットVPNサービス「つながるもん」 | 中国でネットVPN規制回避|β版につき完全無料中*8

ちなみに、プリペイドSIMを使っての通信の場合、キャリアにVPNが弾かれてたのか、VPN経由では繋がらなかったのですが、twitterについては、movatwi等のまだ規制されていないクライアントを使えば規制を回避出来ます*9

北京空港でもfree WiFiが飛んでましたが、利用するにはこの端末でIDとパスを発行してもらう必要があります。発行にはパスポートが必要です。

こんな紙が出てきます。載ってるID・パスでログインすれば問題なくネットが使えました。


大体こんなもんかな…随分長いエントリになってしまった…。疲れた…。

*1:僕は香港版のiPhone3GSを使いました。日本版のものでも、脱獄すればアンロック出来るんですが、そうするとベースバンドの関係でGPS機能が死んでしまうので…。旅行時はマップアプリの使用頻度も上がりますし、出来ればGPS機能は残しておいた方がいいかと思います。

*2:SIM購入の際に身分証の提示は全く求められなかったとか、キャリアの店舗で買おうとすると月極め契約を求められたとかで、実際に行ってみるとやっぱ場所によって買い方とか色々と違うなーとは思いましたが、一通り目を通しておいて損はないかと思います。なお、香港経由で中国に行く人はもっと便利な方法があるらしいので、この記事をどうぞ。

*3:なお、China MobileのGSMは2Gな点に注意。iPhone3GSだとGSMで通信することになります。個人的には、最初は遅くて使いものにならないんじゃ…と思ってましたが、メジャーなwebサービスがあらかた規制されてて、マップアプリと検索くらいにしか使わなかったこともあって、特に問題ない速度でした。

*4:このページを参考にさせてもらいました。

*5:父の職場にいた現地人の方に教えてもらいました。独力だと多分見つけられてないです…。

*6:故宮横の店だけは店の前に看板が出てました。

*7:Wi-Fi環境のある高コスパユースホステルについては一つ前のエントリにて。

*8:アドレスは時々変わってる模様。

*9:OAuth認証の際に本家のサイトに繋ぐ必要があるので、予め認証を済ませておくことが必要です。